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TOPIC就職活動のアドバイス

面接の心がまえ

面接は第一印象が重要。
笑顔と元気は普段の150%を心掛けて !緊張しがちな人は、面接の模擬練習を繰り返して自信をつけておきましょう。

この記事は採用面接を控えた高校生の皆さんに向けて書いています。面接と聞くと「どんな質問が出されるのかわからない」、「言葉に詰まったり受け答えに失敗すると不採用になりそう… 緊張する」など、さまざまな印象をそれぞれが持っていると思います。
皆さんがこれから受ける、高卒向けの採用面接は原則1回のみとされています。つまり、皆さんは1回の面接で自身の魅力をしっかりと伝える必要があります。
このように書くと、失敗できない厳しい状況だと不安に思われるかもしれませんが、安心してください。面接前の準備をしっかりと行えば、必ず良い結果につながります。
この記事でお伝えするのは、皆さんが面接を成功させるために必要な準備についてです。

 

就職の道を選んだ皆さんは、近い将来、仕事や社会生活が始まり、一人の社会人として多くの人と関わり始めます。同時に社会人としてのマナーを身につけていく必要がありますが、最初は慣れずに戸惑うことも多いでしょう。その第一歩ともいえる採用面接ですが、この記事の内容を本番まで意識して過ごせば、きっと無理なく身につくはずです。

 

身だしなみについて

 

髪の毛の形は整っていますか?(伸びすぎ、寝癖、フケ、染め・脱色など)

第一印象を大切にしましょう。

制服は汚れていないか?(ホコリ、フケ、シワなど)

清潔感のある服装で臨みましょう。

靴はきれいに磨かれているか?(光沢感はあるか、革が傷んでいないか)

おしゃれは足元から。普段から意外と見られています。

 

 

マナーについて

 

会場には20~30分前には到着する

余裕を持って到着できるように準備します。万が一に備えて応募先の連絡先は控えておきましょう。

すれ違う人には必ずあいさつを

面接に直接関係なくても、会場内ですれ違った人には必ず笑顔で元気よくあいさつをしましょう。

スマホや携帯電話はマナーモードか、電源を切る

やむを得ない場合を除いて、待機中のメールや電話は極力控えます。

席では姿勢を正した座り方を

浅めに(背もたれから拳1つ分くらい開けた位置が目安)腰を掛け、背筋を伸ばしてアゴを引きます。

丁寧な言葉遣いを心掛ける

語尾を伸ばさず「~です」、「~ます」をしっかりと付け、具体的な内容を心掛けて話しましょう。

 

ここまでさまざまなポイントをお伝えしましたが、最も大切にしていただきたいのは【面接時の心構え】です。面接に臨むテクニックというよりは、思考・メンタルの要素を大いに含むものです。
皆さんに押さえてもらいたいポイントは下記の3つです。

 

面接は第一印象で決まる。最初の10秒がカギ。

通常の面接であれば長くても30分程度で終わりますが、初対面の相手のことをある程度知るには到底足りません。それでも面接官は限られた時間で得られる情報をもとに、あなたを採用するかどうかの判断をしなくてはなりません。だからこそ第一印象はとても重要なものなのです。 第一印象は最初の10秒で決まるともいいます。「たったの10秒がそんなに重要なのか」と考えがちですが、逆に言えば最初の10秒で相手の心をつかんでしまえば、話も弾み緊張も程よく解けるでしょう。
とにかく基本は笑顔と元気です!入室の際にはノックの後に「失礼します!〇〇です!本日はよろしくお願いいたします!」、面接官からの質問にはハッキリと「はい!」「いいえ!」と受け答えしましょう。

 

面接では自分の考え・価値観をしっかりと伝え、最大限のアピールを。

企業が面接を実施する理由は、あなたの人柄や思考・価値観について詳しく知りたいからにほかなりません。そして、そのための質問を面接官は投げかけてきます。面接官からの質問にはしっかりと受け答えをして、あなたという人材を知ってもらいましょう。自身の意見も交えた回答ができれば、より好印象を持ってもらえるはずです。

 

あなたとの相性を企業は見たい。その企業への共感ポイントを伝えて。

「あなたの人柄や思考・価値観を知るために面接を行う」と書きましたが、なぜこれらのことを知りたいのでしょうか。それは企業が大切にする価値観とあなたがマッチしているか、将来活躍してくれる人材かどうかを確認しようとしているからです。人と人との関係もそうであるように、違いすぎる価値観を持ったままでお付き合いを始めても、お互いが幸せになることは困難です。「あなたはなぜその企業に就職したいのか?」「その企業のどのような価値観に共感したのか?」「その企業に就職することによって、自身はどのような成長を遂げたいのか?」など、しっかりと面接官に伝えることを意識しましょう。

 

面接時によくある質問をご紹介します。学生の皆さんへの質問は、基本的に学校生活に関連したものが必然的に多くなります。面接官からよく聞かれるパターンには、自分なりの回答を事前に整理しておくことで当日は緊張せずに受け答えができるはずです。自分だけで完結させず、先生や保護者のアドバイスも参考にしながら準備を進めることをお勧めします。

 

テーマ:面接先の企業

 

当社への就職を希望する理由は何ですか?

企業側からすれば最も聞きたい質問と言えます。志望動機と自身の体験談を絡めて話せば、面接官からも共感を得やすく、印象に残ることでしょう。

当社についてどのようなことを知っていますか?

事前にきちんと調べているかどうかを知るための質問です。完璧な回答よりも、本当にその企業に興味があるのかを問うためと言えるかもしれません。面接先企業のホームページやパンフレットには必ず目を通し、企業理念や特徴・ポイントとなるキーワードなどを理解しておきましょう。

入社した際にはどのような仕事をしてみたいですか?

自分が興味を持っている、またはやってみたいと思う仕事内容を素直に伝え、その理由を自分の長所に当てはめながら伝えるようにしましょう。

 

 

テーマ:学校での生活

 

高校生活で最も頑張ったことは何ですか?

学問や生徒会・学級委員会、クラブ活動、ボランティア活動など、高校生活の中であなたが頑張って取り組んだこと、そこから学んだことをしっかりと伝えましょう。

所属していた部活動は?また、そこで学んだことは?

自身の部活動で経験した印象的・象徴的なエピソードと、そこから経験し学んだことを伝えましょう。

 

 

テーマ:自身の日常

 

普段、ご友人と遊ぶ時は何をしますか?

プライベートな質問には可能な範囲で答え、好感度の高そうな内容を心掛けましょう。運動をする、宿題をする、買い物に行く、映画を観にいくなどが良いかもしれませんね。もちろんゲームやカラオケ、YouTube などでも構いませんが、話が広がりやすく興味を持たれやすい具体例があると、面接の緊張も和らぐでしょう。

趣味や特技はありますか?

上の例と同じくプライベートな質問には可能な範囲で答え、好感度の高そうな内容を心掛けましょう。より深くあなたの個性を知り、自社の社風と合うかどうかを確かめる質問といえます。趣味や特技が入社後に仕事で活かせるものであればさらに好印象になるでしょう。

最近気になったニュースはありますか?

あなたが時事や経済に興味があるか、情報収集の習慣があるか、自分の考えを話せるかなどを確認するための質問といえます。志望企業の業界、社会問題、経済などについてが好ましく、政治、宗教、芸能についてはひとまず避けた方が良いでしょう。また、ただニュースの内容を伝えるだけでなく、自分なりの意見も述べられるとさらに好印象です。

 

事前準備の真剣度で、面接当日のパフォーマンスが決まると言っても過言ではありません。繰り返しますが、面接の模擬練習を重ねることを強くお勧めします。また、就職活動は一人で乗り越えられるほど簡単なものではなく、周りにいる先生や保護者、友人の力を借りることで乗り越えられるはずです。
皆さんの就職活動がうまくいくことを心から願っています。がんばれ! 地元を愛する高校生!
(チャンス!編集一同)

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